概要説明
富山県高岡市で毎年5月の第3金曜・土曜に開催される「伏木曳山祭(けんか山)」。2025年(令和7年)は、5月16日(金)と5月17日(土)の2日間にわたって行われます。この祭りは、伏木神社の春季例大祭として、海上安全と地域繁栄を願う伝統行事。昼は華やかな花山車、夜は幻想的な提灯山車に姿を変えた山車(やま)が、豪快にぶつかり合う「かっちゃ」が最大の見どころです!
ただし、2025年は能登半島地震の影響を受け、地域住民の活力創出を目的に開催され、観光目的での参加は控えるよう呼びかけられています。
それでも、祭りの内容や文化をしっかり知ることで、日本の伝統文化に触れる素敵なきっかけになること間違いなし!この記事では、伏木曳山祭の見どころ、アクセス、混雑情報、周辺観光までたっぷり紹介していきます。

まつりちゃん
けんか山って行ってみたいけど・・・どんなお祭りなの?

オマツリパパ
お祭り歴20年以上のオマツリパパがご紹介します!!

まつりちゃん
姪のまつりです!お祭り初心者だから、おじさん教えてー!
祭りのスケジュール
祭りのスケジュール
雨天時の対応
基本的に雨天決行です。ただし、安全確保のためスケジュールが変更される可能性あり。特に夜の提灯山車は、雨風が強い場合は中止や短縮の可能性も。現地では案内放送や地域掲示板で情報提供されるので、こまめにチェックを!
観覧券、チケット
伏木曳山祭は基本的に無料で観覧できます。指定席や有料席も設定されていません。ただし、2025年は観光客向けの特別観覧エリアは設けられていませんので、注意してください。
アクセス
【電車】
- JR氷見線「伏木駅」から徒歩約5分
【車】
- 能越自動車道「高岡北IC」から車で約15分
伏木駅から会場までは案内板が設置されているので、迷う心配なし!
駐車場情報
2025年は専用駐車場なしとなっています。例年は500台規模の無料駐車場が設置されるのですが、今回は地域住民向け開催という事情から、公共交通機関の利用が推奨されています。
見どころ
伏木曳山祭最大の魅力は、何といっても勇壮な山車同士のぶつかり合い「かっちゃ」!それだけじゃありません。詳しく見ていきましょう。
昼の花山車巡行
昼間は豪華絢爛な装飾を施した花山車が登場します。赤・金を基調とした山車に、精巧な彫刻や細工が施されていて、その美しさにはうっとり。
町中を威勢よく練り歩く様子は、まさに圧巻!
夜の提灯山車の激突「かっちゃ」
夜になると、花山車は無数の提灯をまとった提灯山車に変身!そして、祭り最大のハイライト、「かっちゃ」が始まります。
激しくぶつかり合い、提灯が揺れ落ちる様子は、見る者を圧倒する迫力。音と光の競演です。
山鹿流出陣太鼓の演奏
「かっちゃ」の時に鳴り響くのが、山鹿流出陣太鼓。力強いビートが場の雰囲気を一気に最高潮に盛り上げてくれます。太鼓隊の演奏にも注目です!
「かっちゃ」の基本ルール
- 山車同士は正面衝突のみ
側面からぶつかるのは禁止されています。正々堂々、正面からのぶつかり合いが基本! - 先に提灯が落ちた方が負け
「かっちゃ」は勝敗があるわけではないですが、見ている人たちは自然と、先に提灯が崩れた方を「負け」と見なすことが多いです。競い合う迫力がすごい! - リーダー同士で事前に交渉する
「どの山町と、どのタイミングでかっちゃをするか」は、事前に山車を引く若衆同士で相談し合いながら決めます。これにより、無用なトラブルを防いでいます。 - 小競り合いは禁止
本来「かっちゃ」は、あくまで山車同士のぶつかり合い。個人同士の喧嘩などは厳禁です。マナーを守った「美しい戦い」が求められます。
安全対策
- 観客席と山車の間に柵が設置
特にぶつかり合いが激しい場所には、観客が誤って巻き込まれないよう柵や警備員が配置されています。 - 子ども連れは離れた場所で観覧を推奨
地元では、小さなお子さん連れの場合、提灯山車のぶつかり合いを少し離れた場所から見るよう案内されています。 - 山車操縦の訓練を実施
若衆たちは毎年、曳山操作の訓練を積んでおり、急なアクシデントにも冷静に対処できるようになっています。
伝統と迫力が共存する「かっちゃ」。しかし、その裏には地域全体の努力と安全管理がしっかり支えているんですね!
伏木港の歴史背景
伏木曳山祭と切っても切り離せない存在、それが伏木港です。
この港町の歴史を知ると、祭りがなぜここまで熱く続いてきたのかが、より深く理解できます。
古代から続く海の玄関口
伏木は、古代・奈良時代から重要な港町として栄えました。
当時は「越中の国府」が置かれた地でもあり、政治・経済・文化の中心地だったのです。
特に、海上交易にとって伏木港は大きな役割を果たし、物資や文化が行き交う場所となりました。
中世・近世の発展
中世に入ると、加賀藩の支配下で港の機能がさらに整備され、北前船(きたまえぶね)の寄港地として大繁栄。
北海道から大阪を結ぶ重要な航路の中継点になり、多くの人や物資、文化が集まることで、町はどんどん発展していきました。
この北前船文化は、現在の伏木の町並みや食文化にも色濃く残っています。
伏木曳山祭とのつながり
海上交通が命だったこの町では、当然ながら海の安全祈願が大切な願いでした。
伏木曳山祭は、そんな海の守り神である伏木神社へ、航海の無事と町の繁栄を祈願するために始まったものです。
港町ならではの祭りとして、山車(曳山)に豪華絢爛な装飾を施したのも、北前船で得た富と文化の影響といわれています。
つまり伏木曳山祭は、伏木港の発展の歴史そのものを映し出しているんです!
混雑情報
例年であれば、県内外から多くの観客が訪れますが、2025年は観光誘致なしのため、大規模な混雑は予想されません。ただし、地元住民で賑わうため、夜間(特に5月17日夜)は多少の混雑を見込んでおきましょう。
おすすめの服装(おすすめの和装レンタルサービスも紹介)
1. 和装(着物)オススメのサービスも紹介
せっかくの伝統的な行事ですので、和装を楽しむのもおすすめです。観光と合わせて和装を楽しむことができます。今はWEBで注文して送ってくれるレンタルサービスが超便利!!
- 着物:春らしい薄い色合いの着物が特に人気です。ピンクや薄紫、淡い青など、春の花々を思わせる色がよく映えます。
- 帯:カジュアルな帯結びで、動きやすくて可愛らしい印象に。ビジネスや観光を意識したフォーマルな帯もあります。
- 足元:足袋と草履で、伝統的なスタイルを楽しめます。ただし、長時間歩く場合は足元が疲れやすいため、歩きやすい草履を選ぶことをおすすめします。
- 小物:小さな巾着やバッグを合わせると、全体的にまとまりが出ます。
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まつりちゃん
自宅に届くって・・・着付けが出来ない人はどうすればいいのー!!?

オマツリパパ
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お祭り会場で和装姿は注目度抜群!下町の風情ある景観にもぴったりで、まるでタイムスリップしたような体験ができるはずです。
和装を着ると、写真撮影にもぴったりですし、町並みにもとても良く合います。記念に迫力あるシーンと一緒に写真を撮ることができるので、思い出に残ること間違いなしです。
2. カジュアルな服装
屋外で行われるため、動きやすいカジュアルな服装が最適です。特に長時間の観覧や歩き回る可能性が高いため、快適さが重視されます。
- トップス:薄手のジャケットやカーディガン、または長袖のシャツがおすすめです。日中は温かくなることが多いので、涼しさを保つために軽めの服装を選びましょう。
- ボトムス:動きやすいデニムやチノパンが便利です。座って観覧することも考慮し、快適な服装を心がけましょう。
- 靴:長時間歩く可能性があるため、歩きやすいスニーカーやフラットな靴が最適です。
- アクセサリー:帽子やサングラスで日差し対策をしっかりと。

オマツリパパ
オマツリパパのおすすめは和装です!!着てる人はとても多いですし、着物や甚平などで雰囲気爆上がり!!!
屋台・出店
例年、祭り期間中は地元グルメの屋台や出店がずらりと並びます!
- 富山名物ブラックラーメン
- 海鮮串焼き
- かき氷やたい焼きなどのスイーツ系
2025年は屋台規模が縮小される可能性あり。事前に地元のお店情報も調べておくと安心です。
屋台を楽しむための必需品

オマツリパパ
お祭りで一番長居するのは実は屋台と言われています!!

まつりちゃん
確かに、、ずっと屋台で何か食べてる、、たこ焼き食べたくなってきた、、、
スマートフォン充電器(モバイルバッテリー)

オマツリパパ
写真や動画を撮るとすぐに充電切れに・・・
ポータブル扇風機(首掛けタイプがおすすめ!)

オマツリパパ
祭りが最も多いのは5月~9月の夏の間!!暑さ対策は必ず!!
折りたたみ傘

オマツリパパ
急な雨にも負けないように!!

まつりちゃん
お祭り必需品だ!あとはウェットティッシュね!

オマツリパパ
その他のおすすめの四月の祭りも記載していますので、ぜひご覧ください!!
周辺観光情報
伏木曳山祭を満喫したら、ぜひ近くの観光スポットにも足を延ばしてみてください。歴史あり、自然あり、グルメありで、充実した一日になりますよ!
周辺観光名所3選
1. 国宝 瑞龍寺(ずいりゅうじ)
高岡市内にある国宝指定の禅宗寺院。巨大な山門と仏殿の美しさは必見です。伏木駅から車で20分ほどなので、伏木曳山祭とセットで巡るのもおすすめ。
2. 雨晴海岸(あまはらしかいがん)
富山湾越しに立山連峰を望める絶景スポット!晴れた日は、青い海と雪をかぶった山々のコントラストに感動間違いなし。祭りの合間に立ち寄って、写真映えスポットとしても人気。
3. 高岡大仏(たかおかだいぶつ)
「日本三大大仏」の一つとされる高岡大仏。精緻な顔立ちと美しいブロンズカラーが特徴です。街中にありアクセスも良好!
おすすめ周辺の飲食店3選
1. 麺屋いろは 高岡本店
富山ブラックラーメンで有名なお店!濃いめの醤油スープがクセになります。夜まで営業しているので、祭り帰りにもぴったり。
2. 鮨人(すしびと)
ちょっと贅沢したいならここ。富山湾の新鮮な魚介を使ったお寿司が味わえます。地元でも評判の人気店なので、予約推奨。
3. 伏木港カフェ
地元の人に愛されるカフェ。地元食材を使ったランチプレートやデザートが人気。伏木駅から徒歩圏内なので、移動もラクラク。
神社情報
伏木曳山祭は伏木神社の例大祭。ここでは伏木神社についても詳しく紹介していきます!
公式サイト
伏木神社の公式ホームページは現在ありませんが、富山県高岡市観光サイトなどで情報が確認できます。
神社住所
〒933-0114
富山県高岡市伏木古府17-1
伏木駅から徒歩10分以内の立地です。
神様
伏木神社に祀られているのは、応神天皇、大己貴命(おおなむちのみこと)、菅原道真など。国家安泰、海上安全、学業成就のご利益があるとされています。
神社の特徴
- 伏木港を見下ろす高台に鎮座
- 例年5月の祭りでは、神輿(みこし)が町内を練り歩く
- 海と密接に関わる信仰が息づいている
地域の守り神として、昔から厚く信仰されています。
神社歴史
創建は古く、奈良時代以前に遡るといわれています。
伏木の地は古代から港町として栄えたため、海の守護神として人々に崇められてきました。室町時代には加賀藩前田家からも篤く保護され、地域の中心的な存在に。
伏木曳山祭は、そんな歴史ある伏木神社への奉納行事として、今も大切に受け継がれています。
まとめ
2025年の伏木曳山祭は、特別な意味を持つ年になります。
地域の方々の思いを受け止めながら、伝統文化への敬意を持って楽しみたいですね。
今回紹介した見どころやアクセス情報、周辺観光スポットを参考に、伏木の町と文化を深く味わってください。
服装に和装を取り入れるだけでも、気分がグッと高まりますよ。
なお、2025年は観光客向けの歓迎ムードとは異なるため、訪れる際はマナーと配慮を忘れずに。
それでも、伏木曳山祭は日本の祭り文化の素晴らしさを存分に感じられる、かけがえのない体験になるはずです。